扇子に見る日本の美

父の日のプレゼントに長男が扇子をくれました。

京都の専門店で買ってくれたみたいです。

Kyoto folding fan

京扇子(表)

Kyoto fan (back)

京扇子(裏)

美しい 扇面に舞う銀蜻蛉。私好みです。

「粋な親父であってくれ・・・」そんなメッセージが含まれているのか(笑)

ここで京扇子とは、

京都扇子団扇商工協同組合が有する地域団体商標

扇面・扇骨・仕上加工とも国内生産されたもので、京都を中心として生産された商品に限ると

扇子メーカーのHPに記載されていました。商標だったのですね。

扇子(扇、おうぎ)の始まりは、平安時代まで遡るようで

「木筒」という木の薄い板を何枚かつないで、現在の形にしたものが始まりとか。

この薄い板はで作られたいたので檜扇(ひおうぎ)と呼ばれていました。

その後、竹や紙で作られた紙扇が生まれ輸出されるようになり、中国からヨーロッパに渡ります。

ヨーロッパで進化をとげたものが逆輸入され、絹扇(きぬせん)が生まれることになります。

丁寧に作られる部品の集合体としての扇子は、素晴しい造形の塊りです。

扇子の要

扇子の要の曲線美

扇子の持つ、螺旋階段

扇子の持つ螺旋階段

部品の持つ点が見事な線に、細やかな仕上げだからこそなせる技ですね。

扇子の扇骨

薄く加工された扇子の扇骨

扇面の山谷の繰り返し

美しい山谷の繰り返し

この妥協のない美しさ ゆえ、何百年も愛される道具なのですね。


人気ブログランキングへ

Follow me!

扇子に見る日本の美” に対して12件のコメントがあります。

  1. 溶射屋 より:

    木仙人さん
    おはようございます!
    >(素敵なうちわ)この感性を自分の仕事にも生かせたらと思うことがあります
    ははは・・・(^^)
    ポチッ!

  2. 溶射屋 より:

    木仙人さん
    おはようございます!
    >76歳、スゴイですね。年齢の幅が広いので多様な意見交換ができたことでしょう(^^)
    確かにそうかもしれません(^^)
    ポチッ!

  3. 木仙人 より:

    溶射屋さん
    こんばんは
    一つ一つの部品が精巧に作られ
    それが上手く組み合わされて
    本当に美しいです(^^)

  4. 木仙人 より:

    町の気のいい箱屋さん
    こんばんは
    以前、伊豆へのプレゼントがあったじゃないですか(^^;

  5. 木仙人 より:

    ワインショップキムラさん
    こんばんは
    こちらこそご無沙汰ですみません
    東京の扇子は江戸扇子って言うのでしょうか?

  6. 木仙人 より:

    京丹後のおやじさん
    こんばんは
    夏の外出の携帯アイテムといたします(^^)

  7. 溶射屋 より:

    木仙人さん
    おはようございます!
    確かに扇子ってあらためてみると美しいです。
    シンプルに描かれているトンボがとっても良い感じじゃぁないですか(^^)
    ポチッ!

  8. 木仙人さん
    毎度、お世話様です。箱屋です。
    親孝行なお子さんでうらやまし!
    愚痴を言う分けではありませんが
    箱屋の二人の子供は、無のつぶてです。

  9. おはようございます。ご無沙汰しております。
    京都らしい粋が感じられますね。

  10. おはようございます。
    優雅で美しいですね。
    涼しそうです。
    プレゼントにこのセンスを選んだ息子さんの
    気持ちとセンスがいいですね。(^^)

  11. 木仙人 より:

    おはようございます 吉野さん
    ありがとうございます
    大切に使いたいと思います(^^)

  12. おはようございます。
    たくさんの素晴らしい・素敵がある扇子
    そして、ご子息です(^^)

コメントは受け付けていません。

自然・四季

前の記事

紫陽花と蝸牛
自然・四季

次の記事

勝ち虫