実家のあの箪笥、せめて手元に残したい

ご両親が亡くなり空き家になったご実家を片付けられるという事で

おばあ様やお母様が嫁入り道具として使ってこられた箪笥

ご自身が生まれる前からある家族の一員の様な箪笥

ケースは様々ですが、そういった箪笥を手元に残しておきたいとご依頼いただくことが増えて来ました。

ご依頼いただいたお客さまからは、「形見として」「直してあげたい」など

家族のDNAを何とか残したいとの想いが伺えます。

そのお気持ちをしっかり受け止め、次の世代に継承していただける様、丁寧に修理させていたいております。

先日もご依頼いただいたお客さまで(すでに海外にお住まいですが)

ご実家を処分されるとのことで保管場所に困っておられる様子でしたので

直ぐにこちらへお送りいただきました。

また、海外の現在のお住まいに持って行かれるとのことで

環境の変化によるご心配も、ある程度考慮した修理方法を検討することで

お客さまのご希望を叶えるように努めております。

愛知県 H様。ご実家を片付けるにあたりこれだけは残したかったとのこと。

↑ 水屋箪笥の下段のみを残し、天板を新たに設け サイドボードにしました。

 

事例:海を渡って受継がれる箪笥